世界の地すべりコミュニティーによる京都2020コミットメント
ISDR-ICL仙台パートナーシップ2015-2025, 仙台防災枠組み2015-2030及び
2030アジェンダ-持続できる開発目標への貢献
The Kyoto 2020 Commitment of the World Landslide Community
To the ISDR-ICL Sendai Partnerships 2015-2025, the Sendai Framework for Disaster Risk Reduction 2015-2030 and the 2030 Agenda-Sustainable Development Goals
(第五回斜面防災世界フォーラム(国立京都国際会館、2020)にて採択に向けて検討)
地すべり災害は、山地・都市・河岸・海岸・島嶼などにある災害に弱い人間居住圏が、土や岩の災害を彦刻すような運動にさらされることによって生じる。気候変動により極端降雨の頻度・強度の増大と、場所と時期の移動が生じており、地すべりが起こりうる地域においては、地すべりの危険度が増大している。
人口増大あるいは人口移動に伴う道路・鉄道建設・都市域の拡大を含む山地・沿岸域の開発により、地すべり災害のリスクが増大している。地すべり危険度軽減は、山地や傾斜地に住む人々が地すべりの危険にさらされているすべての国や地域にとって、地球規模の重要な仕事である。
国際斜面災害研究機構(ICL)は、仙台で開催された第3回国連防災世界会議の「潜在的リスク要因」のセッションにおいて、「地すべり災害リスクの理解と軽減を地球規模で推進するためのISDR-ICL仙台パートナーシップ2015-2025」を提案した。このパートナーシップは、17の国連・国際・国内機関により採択され署名された。その後の協力活動により、第4回斜面防災世界フォーラムの第一巻「ISDR-ICL仙台パートナーシップ2015-2025」が、フルカラーで世界中の人が無料でダウンロードできるオープンアクセスできる本として、編集され出版された。また、「地すべり動力学:ISDR-ICL読者との双方向(インターラクティブ)地すべり教材」が、編集され出版された。さらに隔月出版のフルカラーの国際ジャーナル「Landslides」の編集・出版が拡大している。
山地および沿岸部の人間居住圏への地すべりと地すべり津波の危険は、仙台パートナーシップ2015-2025の後半およびそれ以降も増大する。2015年9月には、国連総会において、持続できる開発目標11番目「都市と人間居住域を安全に、災害に強く、持続可能にする」を含む2030 アジェンダが採択された。仙台防災枠組み2015-2030及び2030アジェンダ-持続できる開発目標への貢献として、世界の地すべりコミュニティーは地すべり災害危険度軽減を加速させ、奨励するために、地球規模の同盟を中-長期的視点から推進する安定した地球規模の枠組みを構築するための京都2020コミットメントを検討した。このコミットメントは、2017年にスロベニアのリュブリアナで開催された第4回斜面防災世界フォーラムで採択された「2017年地すべり危険度軽減のためのリュブリアナ宣言」でも強調されている。
本コミットメントは、2020年に京都で開催される第五回斜面防災世界フォーラムに出席し、かつISDR-ICL仙台パートナーシップ、仙台防災枠組み、および持続できる開発目標に自発的に参画する用意のあるすべての機関によって署名される。